2011年に見た映画 5

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    すっかり怠けている本ブログですが、従来、映画館に足を運んだ映画についてはすべてに短評を書いていました。
    それ故、このままうっちゃるわけにはいかないので、すっかり溜ってしまった8月以降のものを取り上げます。

    こうしてみると、まずまずのものも散見されますが、5つ星(★★★★★)を付けるところまではいきませんでした。12月の『M:I ゴースト・プロトコル』、来年2月の『ドラゴン・タトゥーの女』などに期待しています。
    それにしても、やっぱり邦画が少ないですねえ。

    ※『ミレニアムシリーズ3部作(1がドラゴン・タトゥーの女)』は、本ブログでも詳しく取り上げましたが、世界で6000万部売れたというスウェーデンのミステリーで、やはりスウェーデンで一度映画化されたものです。ハリウッド製リメイク版が2月に公開されることになり、これを機に早川書房が文庫化するなど、再び脚光を浴びることになりそうです。3部作なので、続き物になるものと思われます。


    『ハリーポッターと死の秘宝』 
    ★★★
    最終章なので見ないわけにはいかなかった。やはりやや食傷気味。

    『コクリコ坂から』 ★★★★
    私メよりもやや後世代の高校生たちのバンカラと淡い恋物語。
    かなり誇張した内容だが、住んでいなかったにも拘わらず、舞台になった横浜が懐かしかった。

    『ツリー・オブ・ライフ』 ★★☆
    抒情的なカメラワークは秀逸だが、筋は抽象的で面白みは感じられなかった。
    池澤夏樹の映画評は宇宙と霊の世界を描いているとして褒めていたが、私にとってはこれまでの最難解映画の一つ。

    『ペーパーバード 幸せは翼に乗って』 ★★★★
    スペイン内戦時代。政権に抗した2人の芸人の物語。
    抒情性と哀愁も十分だったが、最後の落ちは予想されたことでもあり、やや類型的な面も。

    シャンハイ』 ★★★
    期待以上ではなかった。渡辺謙の役柄もやはりステロオタイプ。

    『ゴーストライター』 ★★★★
    イアン・マクレガーと元首相に扮するピアース・ブロズナンが丁々発止のミステリー。
    ポランスキーばりの凝った演出が冴えるが、ヒッチコックには及ばないか・・・。

    『スリー・デイズ』 ★★★☆
    ラッセル・クロウのものは『グラディエーター』以来ほとんど(たぶんすべて)見ている。
    適度の夫婦愛とサスペンスを盛り込み、適度に楽しめた。

    『ライフ』 ★★★
    アース、オーシャンズに続く動物ものだが、アースほどの感動は得られなかった。ただし、オーシャンズよりは上出来か。

    『ミケランジェロの暗号』 ★★★☆
    『ヒットラーの贋札』に続く、ナチ時代を描いたドイツ製サスペンス映画。
    落ちと風刺も効いているが、上出来のナチものを凌駕するまでには到らなかった。

    『猿の惑星 創世記(ジェネシス)』 ★★★☆
    一世を風靡したあの『猿の惑星』(実は地球)はどうしてそうなったのか。
    それなりに考えたなあと思われるが、後付けだけに無理がある。

    『カウボーイ&エイリアン』 ★★★
    よくぞこんなものを思いついたなといったものだが、一応最後まで退屈せずに見ることができた。
    ダニエル・クレイグとハリソン・フォードが、漫画的としか言えない役柄を真面目に演じている。

    『オペラ座の怪人 25周年記念公演 in London』 ★★★★☆
    オペラ座の怪人の初演は1986年。25周年になる記念公演が本年10月初ロイヤル・アルバート・ホールで行われ、それがすぐに映画化された。
    大掛かりな舞台装置が映画以上に迫力がああリ、ヒロインをはじめ出演者もよい。
    神奈川では1館のみの上映で既に終了したが、まだ東京の1館では続いている。私も薦められて行ったが、ぜひどうぞ。

    カーテンコールの後で初演時の主役(私メが最も愛聴している)サラ・ブライトマンがゲストで歌うのもご愛敬(歌はなぜかイマイチ)。

    『ミッション:8ミニュッツ』  ★★☆
    始まってすぐになぜか寝てしまい、そのためもあって筋立てがさっぱり分からなくなってしまった。SFか実存か、サスペンスか哲学か・・・。上の『ツリー・オブ・ライフ』もそうだが、興行的に上手くいかないだろうこんな映画をよくぞ作ったものだ。

    『三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』 ★★☆
    元々史実とはかけ離れた原作からも、更に逸脱した荒唐無稽な3D映画。
    主役二人を演じた俳優はともにガキンチョすぎてかっこよくない。楽しくなかったとまでは言えないが・・・。

    『コンテイジョン』 ★★★☆
    評価を定めにくい。
    主人公(マット・デイモン)の妻がアジアで感染したウィルスが瞬く間に世界中に広がって行く。、前半はひたすらその状況を、後半はパニックに陥る人々や防御に奮闘する人たちが描かれる。西欧中世のペスト禍や福島原発後の日本の状況が想起され、他人事とは思われない。不気味ではあるが、現実を象徴的に描いたものだろう。







    ゴーストライター


    ミケランジェロの暗号


    オペラ座の怪人


    旧聞、道東紀行3

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      3日目は川湯温泉を出て近くの硫黄山へ。
      ここは初めてだが、噴煙すさまじく、名前のごとく硫黄の臭いが強烈だ。

      背の低い白樺林の山間部を通り、主目的の一つ摩周湖に到着。天気があまりよくなかったが、幸い霧が晴れていて湖面や外輪の山々をすっかり見渡すことができた。以前に見た快晴の中での絶景には及ばなかったが、まあ、この台風下では、幸運というべきだろう。、

      更に、やや俗化した阿寒湖のふちを歩き、あまり神秘的とはいえないオンネトー湖を経て、足寄(アショロ)で昼食、昔はなかった道東自動車道をぶっ飛ばし、夕張を経て夕刻には千歳に帰着。
      横浜に帰ったのは、深夜近くのことでした。

      川湯温泉のホテルの庭より


      硫黄山の噴煙


      摩周湖


      阿寒湖


      オンネトー湖



      旧聞、道東紀行2

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        2日目は能取湖から網走市内を通り抜け知床へ。
        能取湖はちょうどサンゴ草(アツケシソウ)の盛りなのだが、写真などで見るような美しさではない。維持のための事業によって、却って悪化させたということのようだ。
        台風の影響による風がきつくカメラの方も動いてしまうし、ぶれない写真は撮れなかった。

        網走市内を通り抜け、知床へ。
        海岸は台風による波風がきつく、驚いたようにカモメの群れが飛び交っていた。

        鮭が遡上するというオンネベツ川をのぞいてみたが、やはり台風によって水嵩が増したこともあって、いるのかいないのかよくわからなかった。

        ウトロ港に着くころ、急に空が晴れ、今回の旅で唯一に近い青空を撮ることができた。
        学生時代、3週間にわたり北海道を巡ったが、ここウトロにも2泊した。しかし、天候が悪くて船が出ず、知床の断崖を見ることは叶わなかった。今回も断念せざるを得ず、結局リベンジはできなかった。余ほど知床には縁がないのだろうか。

        知床峠、知床五湖も風雨の中をちらっと垣間見ただけだった。
        復路に立ち寄った、オシンコシンの滝はまずまずと言えようか・・・。

        能取湖のサンゴ草


        オホーツク海、強風の中を飛び交うカモメの群れ


        オンネベツ川、鮭は見られず?


        ウトロ港、つかの間の晴れ間に


        知床五湖の入り口近く(風雨のため引き返す)


        オシンコシンの滝







        旧聞、道東紀行1

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          実はこんなブログでも何十名という方に毎日開けていただいている。それなのに4月以降は怠けに怠けてまだ夏バージョン。仕事、映画、写真、展覧会、旅行、ほんの偶になったゴルフなどなど、従来通りにやってはいるが、書いていないだけ・・・。
          あまりにも申し訳なく、一念発起、ついに重い腰を上げることにした。

          これから入れるのは、9月21日から3日間訪れた道東の紀行。
          ちょうど台風15号が追いかけてきて、天下の晴れ男の私メも観念したのだったが、あっ晴れ晴れ男に恥じぬ協力パワーを発揮して、真ん中の1日は強風とやや強い残り雨に呷られたものの、その他は何とかクリヤー。

          写真の方も一応撮れはしたが、ほとんど曇天だったためあまり美しいとはいえない。
          それでも写真中心に文章はできるだけ少なくし、3回でぜ〜んぶ入れてしまおう。

          まず、初日は羽田から千歳に飛び、バスで一気に富良野へ、そして美瑛、旭川(旭山動物園)から層雲峡を通り抜け、温根湯温泉に1泊と強行軍の1日だった。

          富良野、富田ファーム1


          富良野、富田ファーム2


          富良野、富田ファーム3(温室のラベンダー)


          美瑛の丘1(セブンスターの木)


          美瑛の丘2


          旭山動物園1(レッサーパンダ)


          旭山動物園2(白クマ)


          旭山動物園3(このはづく)


          旭山動物園4(ペンギン)


          花火だより

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            今年はあちらこちらで行事が中止になったり、縮小されたり、あるいは延期されたりしていますが、花火大会とて例外ではありません。 
            ここ横浜でも一昨年まではかなり大規模な大会が2回行われていましたが、そのうちの一つが昨年、今年と中止になり、一つだけになっています。

            その神奈川新聞花火大会が8月17日に開催されましたので、職場の写真仲間を中心に9名で出かけました。

            大桟橋近くのレストランが主催したもので、ビルの5階からの眺めでした。
            花火自体はバッチリ見ることができましたが、窓越し、ガラス越しになったので、撮影環境はイマイチ。また、初心者が多く、若干の経験がある不肖私メが指導したというわけで、自分の撮影の方は二の次でした。

            そのため、4年前、3年前、2年前とこのブログに乗せたものよりはちと寂しいものになってしましました。打ち上げそのものが、今年は自粛したのか例年よりも寂しく、スターマインなどの連続ものもわずかで、豪華なのもほとんどなかったたせいもある…・・これ、いいわけかも。

            ※ 上の写真など数枚は、合成しています(カメラ内で)。 






























            三渓園の蓮

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              ちょっと旧聞になりますが、7月末の土曜日のこと、家を朝6時に立ち、三渓園の蓮撮りに行ってきました。
              もっと早く掲載すれば、皆さんが見に行けたのに、そしてぜひ見に行ってほしかったのに、残念に思うとともにお詫びしたい。
              大体7月中旬から、8月上旬くらいまでのようなので、来年はぜひ。

              土曜、日曜は朝6時に開門(普段は9時)、7時台がちょうど見ごろのようですので、ぴったりの時間にたっぷり見かつ写すことができました。8時ごろまで園内をうろつき、さっぱりした朝粥を食べて帰途につきました。

              何点か載せてみますが、誰が撮ってもあまり変わり映えがしないような、絵葉書的なものがどうしても多くなりました。たぶん上手な人は同じ場所をとっても味のあるのができるのでしょうね、。
              ということで、まだまだ修行が足りません・・・。

              それにしても、ピンク以外の蓮というものはないのでしょうか・・・?








              上高地戸隠紀行 2

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                上高地の後は安曇野に入り、午後遅めに大王わさび園に到着。
                ここにも何度か来ているので新鮮味はありませんでしたが、さながらフランスの印象画を思い起こさせるような清流や山葵田を散策し、宿泊地の白馬山麓に向かいました。

                ホテルは麓のためか景色は良くなく写真にはなりませんでした。
                翌朝、バスは安曇野の田園風景の中を東に向かい、長野市を経由して戸隠に到着。
                10年くらい前、自前で来た時には戸隠神社の中社のみにお参りし、その前の蕎麦屋さんでてんぷら蕎麦を食して帰途についたことでしたが、その蕎麦のおいしかったこと。私のベスト3に入るものでした。

                中社を通り越して、初めての奥社へ。
                駐車場から奥社まで2時間で往復するのですが、行きはよいよい帰りはしんどいでした・・・。
                ゆっくり写真を撮りながら何とか奥社にたどり着いたのですが、最後は急坂になっていて気息奄々。
                わたしメはともかく、ヨメサンの方は私メの「あとちょっと」という言葉にだまされだまされやっとこさの到着でした。

                苦労の甲斐あってか、400年前に植えられたという迫力満点の杉並木を満喫できました。
                同じころ整備された日光の杉並木よりもすばらしいのではないでしょうか。苔むした巨大な根元も沢山撮ることができました。

                ゆっくりと撮りながら行ったせいで、時計を見ると奥社からの帰りの時間は40分しかない。
                またまた、必死で小走りし、ぎりぎり集合時間に間に合いましたが、帰りはずいぶん遠くに感じられたことでした。

                その後は、付録のようなものですが、一本木公園のバラ園、サクランボ狩り、小布施に立ち寄りよりそれぞれ小満足を得ました。北斎が晩年に逗留した所以で建てられたという北斎館の絵も迫力がありました。
                上信越自動車道、関東自動車道を通って横浜に帰着しました。

                (大王わさび園の清流)


                (大王わさび園)


                (戸隠神社、奥社への道)








                (一本木バラ園)


                (サクランボ狩り)



                上高地戸隠紀行 1

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                  この3カ月、ブログをご無沙汰している間にも、ちょこちょこと小旅行や写真撮りに出かけていましたが、今となってはすべて省略させていただいて、最新版から。

                  今月初の週末、上高地、安曇野、戸隠、小布施などを巡るバス・ツアーに行ってきました。10年くらい前に腰を痛めてからは長距離ドライブは避け、できるだけ楽なバスや列車のツアーを利用しています。

                  早朝に横浜を経ち、中央道をまっしぐら。松本から上高地に向かいました。
                  1週間前の大雨で途中の道路が不通になり、あわや中止かと思われましたが、晴れ男の私メの念力か、ラッキーなことに2日前に開通していて無事大正池 の畔に到着。

                  上高地は通算4度目になりますが、今回もここから田代池などを経由し、河童橋まで2時間をかけて歩きました。
                  もちろん写真をぱちぱち撮りながらですので、思いのほか時間がかかり、最後は駆け足になりました。
                  以前来た時には、さらに2時間かけて明神池まで足をのばしましたが、今回は断念しました。

                  有名観光地の昼歩きは写真が難しい。
                  どうしても、どこかで目にしたような絵葉書になってしまうからです。
                  といって、ここに泊まるでもしなければ、写真の定番といわれる夕景や朝景を撮るのは不可能だ。

                  というわけで、平凡ながら何枚かをお目にかけます・・・。

                  (森の中から大正池と焼岳を望む)


                  田代池)


                  (湿原からニッコウキスゲと穂高を望む)


                  (雲間から垣間見えた穂高山)


                  (山小屋に荷物を運ぶヘリ)


                  (ご存じ河童橋)



                  ”3か月ぶりのブログ”  2011年に見た映画 4

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                    取り立てての理由があるわけではありませんんが、ちと疲れ気味だったのかブログを書く気力が湧かず、すっかりご無沙汰してしまいました。
                    この間何度も見ていただいた方には、がっかりさせて(?)本当に申し訳ありません。ぼちぼち気が向いた時に入れようと思いますので、よろしくお願いします。

                    さて、この3カ月にもそれなりの活動を色々やっていました。何から入れればよいか迷ってしまいますが、まずは連続ものの映画から。もちろん映画館に足を運んだものだけです。
                    寸暇を惜しんで足を運んだゆえか結構数多いので、評点と寸評のみでご勘弁願いたい。
                    駄作はなかったが、飛び抜けたものも少なかったように思う。

                    ガリバー旅行記』★★★☆
                    子供向けの冒険映画だろうが、大人が見ても飽きなかった。

                    阪急電車』★★★☆
                    大阪のおばちゃんや若者たちをパターン化しすぎ。実家の近くが一杯出てきて懐かしかった。

                    8日目の蝉』★★★☆
                    やっぱり小説的だと思うシリアスさ。おひさまの真央ちゃんは似合わない。

                    アンノウン』★★★☆
                    リーアム・ニーソン主演のあり得ない筋立てのサスペンスもの。ベルリンの街が活写されている。

                    ブラック・スワン』★★★★
                    どぎついが、ここまでよく作ったなあ。ナタリー・ポートマンの熱演に脱帽。

                    ジュリエットからの手紙』★★★★
                    ロマンス一杯の楽しい映画。こうしたSFXでない古典劇にはほっとする。

                    アジャストメント』★★★☆
                    マット・デイモン主演。あり得ない想定のサスペンスだが、結局は純愛ものだった。

                    XーMEN ファースト・ジェネレーション』★★★
                    XーMEN ファイナルディジョンはなかなかおもしろかったが、本作は途中で飽きてしまった。

                    プリンセストヨトミ』★★★
                    大阪が舞台の荒唐無稽なあらすじ。原作は面白いのかもしれないが、映画にすると辻褄の合わせようがない。

                    木洩れ日の家で』★★★★
                    白黒の地味なポーランド映画。91歳の名女優が同い年の主人公を演じて懐かしさが一杯。

                    アンダルシア 女神の報酬』★★★☆
                    ハリウッドばりのアクションを織り込んだ活劇。何とか破たんなく仕上げたが筋はもう少しすっきりと。

                    マイティ・ソー』★★★☆
                    スターウォーズにも似たSF宇宙もの。漫画が原作で、現在の地球と行き来するところが目新しい。

                    ラスト・ターゲット』★★★☆
                    ジョージ・クリューニーが孤独な暗殺者に。地味だがイタリアの田園が美しい。

                    (ブラックスワン)


                    (ジュリエットからの手紙)


                    (アジャストメント)


                    (木洩れ日の家で)

                    2011年に見た映画 3.

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                      大震災の前に見た映画、震災後復活した映画館で見た映画とりどりだが、寸評しておきたい。評価の方はやや安売り気味だが、見てよかったと満足したものが多く、芸術性はともかくとしていいものは素直に誉めておきたい。

                      『アレクサンドリア』 ★★★★
                      ローマ時代末期のアレクサンドリアが舞台。台頭してきたキリスト教徒のすさまじいエゴが描かれる。彼らと旧来の宗教やしきたりにこだわる支配層との戦い。そのためにあの膨大な書物数を誇った図書館が崩壊することになるが、この映画はその過程をも描いている。

                      主人公は図書館長の娘である科学者ヒュパイア。科学の目で見る彼女はどうしても理屈に合わぬキリスト教信徒になることはできず、信念のために父や仲間とともに虐殺されることになる。
                      彼女の存在は史実というが、当時の街並みを見事に描いていることにも感心した。



                       『ツーリスト』 ★★☆
                      アンジェリーナ・ジョリー満艦飾の一応サスペンス映画。化粧バッチリで着せ替え人形さながらに次々と衣装替えする。

                      また、すべてがベニスが舞台の観光映画でもある。ジョニー・デップは冴えない田舎者の役割だがじつは・・・。しかし添え物には違いなく、彼でなくともよかったのでは。とにかく、俳優とベニスの街を売り物にした客引き映画、でした。



                      『ナルニア国物語 第3章 アスラン王と魔法の島』 ★★★★
                      第1章は映画館で、第2章はTVで見たが、いずれも大人が見ても面白いものであるように思った。
                      それ故第3章も見たいと思ったのだが、それなりに面白く見ることができた。
                      夢中になる子供たちが多いのも分かるような気がする。

                      原作を知らないので、これで終わったのかなと思ったが、調べてみると第7章まであるという。
                      最後まで、付き合うことになるのかな・・・。



                      『トゥルー・グリット』 ★★★★
                      TVで見たジョン・ウェイン主演の『勇気ある追跡』のリメイク版。
                      片目を眼帯で隠した老保安官姿は覚えているが、中味はあまり憶えていない。

                      今度のジェフ・ブリッジスも見かけは似ているが、映画の結末は前作とはかなり様相を異にしている。単なる西部劇の枠を超えた哀感がある。
                      今回の主演はどちらかというと父親を撃った男を勝気に追跡する少女の方にある。

                      14歳のマティを演じたヘイリー・スタンフィールドの演技が素晴らしく、ブリッジスや二人の追跡行に同行
                      するマット・デイモンを食っている感じだ。



                      『塔の上のラプンツエル』 
                      ★★★★
                      さすが、ディズニーと言いたい。
                      漫画の域を超えた面白さでシニア夫婦にも十分楽しめた。初めてIMAX3Dというもので見たが、確かにこれまでの3Dを上回る緻密さで、迫力と臨場感があった。
                      実にリアルな動きでで色彩も美しい。

                      原作はグリム童話の『ラプンツエル』(邦訳『長髪姫』)ということで、見終わってから手元にある原作を読んでみたが、僅か8頁の短編で5分で読めた。映画の方は原作とはほとんど違っていて、最後にはホロッとさせるうまい筋立てとなっている。観客は子供とその母親がほとんどだったが、若者や大人にも見てほしい。


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